昨夜採集されたヒクラゲは、幸い雄も雌もいて、水槽の中で、放卵放精が起こり、受精卵を得ることができました!
2日目も日中は、3地点でドレッジとそりネット(底部表層の生物を採集)をおこないました。
夕方、岡山県の宇野港に入り、これから朝までヒクラゲの出現状況を観察します。
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。
広島大学「豊潮丸」よる大型クラゲ類及びアミ類の分布調査航海