◇確認日時
2011年6月30日(木)
◇場所
茅ヶ崎市菱沼海岸
藤沢土木事務所からの通報により現地へ。
オガワコマッコウ(オス/成獣)1個体の死亡個体を確認。
表皮のほとんどは剥離し、体色は頭部、背中及び各鰭は黄白色、頭部は白色であった。
右体側には筋肉層にまで達するダルマザメ咬傷痕が数か所あり、瘢痕化した同様の傷痕も全身に多数あった。
全長/252cm
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。