“えのすい”では相模湾沿岸における野生動物の状況を知るために、フィールド調査を実施しています。その一環としてウミガメ類の漂着(ストランディング)、上陸、産卵状況について調べています。
<ストランディング調査>
ストランディング調査では種、雌雄、標準直甲長、標準直甲幅、標識タグの有無を記録します。現場での病理解剖や個体の回収は、細菌等を飼育個体へ感染させないため、実施しておりません。
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。