2024年10月07日

江の島・フィッシャーマンズ・プロジェクト
海底清掃活動

  • 期間:2024年10月7日(月)
  • 場所:江の島沖
  • 目的:海底清掃
  • 担当:園山・矢作


今回私たちが参加してきたのは、NPO法人 江の島・フィッシャーマンズ・プロジェクト(以下略:EFP)の活動の一つである「海底清掃活動」です。EFPは神奈川県江の島で、「楽しく学ぶ」をテーマに環境問題に関するイベントや教室を開催しており、主に海や漁業の大切さを学ぶ体験学習や、海に親しむ「船釣り教室」、海を守るための環境保全活動を行っています。その環境保全活動の一環として水産庁・水産多面的機能発揮対策事業を活用し、「藻場保全活動」や「海底清掃活動」に取り組んでいます。

今回は海底清掃活動。きょうは人が多いとは聞いていましたが、全部で15名の参加がありました。清掃活動の細かい流れは、これまでもHPで紹介してきましたので割愛しますが、私、園山は今回海底清掃初参加でした。
EFPに参加されているダイバーのみなさまは、これまで多くの場所でダイビングをしている方々のため、水槽の中に潜り慣れている私とは違い、ダイビングスキルも雲泥の差です。私で戦力になるのだろうかと、びくびくしながらの参加でした。

結果、ごみは拾えたものの、事前に想定していなかったこともいくつか起こりました。
潜水清掃には大きなネットを持って行きます。潜水前は、「ネットにしては見たことないくらいデカイな、そんな大きさが必要か」と思っていましたが、作業をしていて袋の大きさの意味が分かりました。悲しいですが、ごみは際限なくあり、小さい袋だとすぐに一杯になり役に立たないのです。
ただ、大きい物を持って水中をうろうろするのは、体を思うように動かせず、簡単に岩に引っ掛かってしまいました。

もう一つは濁りです。
江の島の海に潜ったのは初めてでは無いので、これについてはある程度予想はしていたのですが、ごみ拾いをしているとごみを拾うのに夢中になり、つい周りの仲間の動きやバディの位置確認が怠りがちになります。ましてや、この濁り、、、数m離れると見えなくなることもあるため、ごみも拾いながら、周りもよく意識していないと、簡単に迷子になりそうでした。

今回私は無事海底清掃をすることができましたが、ダイビングを習いたての方などは勿論、ある程度のダイビングスキルがあって初めてできるものだと感じました。
誰でも簡単にできると言う物では無く、一歩間違えば命の危険もある活動です。
海底のごみに対しても、自身の作業に対しても、より一層身が引き締まる思いでした。

肝心のごみは、たくさんあるのは間違いないですが、参加者のみなさん減ったと言われているので、確実に効果が表れていそうです。これからも安全第一で、海底清掃は続けます!

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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