2024年10月09日

小笠原鯨類調査 2024

  • 期間:2024年10月4日(金)~10月9日(水)
  • 場所:東京都小笠原諸島
  • 目的:鯨類の目視調査・生態調査
  • 担当:花上・浦﨑


海獣類フィールド調査チームです!
御蔵島調査から一か月後…今度は小笠原諸島にて調査を実施してきました。今回のメンバーは花上&浦﨑です。

今回の調査地は「小笠原」。前回の御蔵島は当館から南に160km程の地点にある島で、まだ近いような気がしていましたが…。小笠原は当館から南に、なんと1,000km! なかなか実感が沸かない距離ですよね。緯度でいうと沖縄と同じくらい! (地図で沖縄を見つけて、そこからずっと右へ進んでいくと小笠原があります)南国の島って感じです!

なぜ、そんな遠い小笠原を調査地としたのか…。それは多種の鯨類が定住・回遊する海域だからです!
世界には90種類以上の鯨類が存在しています。そのうち、過去に小笠原で見られた鯨類は約25種類! 30%近くの鯨類が確認されているのです!今年の夏にはシャチも現れたとか! 鯨類好きにとっては夢の海域です!!相模湾ではなかなか見ることのできない、いろいろな鯨類を探しに行きました!

今回の調査は 5泊 6日(船で 2泊)の長丁場です。
それでは実際どんな感じで調査をしたのか。すごく気楽に、日記みたいに書いていきます(笑)。

1日目!
朝 8時にえのすいにて荷物回収…。そこから竹芝桟橋まで電車移動…。
10時30分に小笠原海運「おがさわら丸」乗船…11時竹芝桟橋出港!

おがさわら丸おがさわら丸

ちなみに天気は少々雨が降っており、北風10m/s弱…。なかなか厳しい天気でした。風が強すぎたため、東京湾内は調査せず船内で待機。

13時30分 鯨類目視調査開始! 日が暮れる17時まで、ひたすら海とにらめっこしましたが…。
何もいませんでした!!

いつもだいたいこんな感じですね、そんなに都合よく姿を見せてはくれません。
17時には前回の調査地「御蔵島」も通り過ぎていました。調査距離は150㎞!
外が暗くなってしまうと船上では何もできません。ご飯食べて…シャワー浴びて…ダウンロードしていた映画観て…就寝です(笑)。
※海の上では携帯の電波はありません!
~初日終了~


2日目!
6時に起床! きのうに続き、天気は荒れ模様。海上には雨雲がいたるところに…。
7時から目視調査開始!
スタート位置は小笠原諸島聟島(むこじま)の北西海域。目的地の父島には11時入港となるため、10時45分まで調査を実施!

ちなみに朝起きると、同じ海とは思えない光景が広がっています! 海の青さがまったく違うのです!! これはぜひみなさんにも一度訪れてもらって実際に感じて欲しい!

結果は…鯨類いました!!
9時27分発見!…というか船の真下から出てきました!! ほんとにびっくりしました…。
そして一瞬の出来事すぎて、まったく良い写真を撮ることができませんでした…。

マッコウクジラの尾鰭(びれ)と子クジラマッコウクジラの尾鰭(びれ)と子クジラ

なんだかよく分からない写真ですよね(笑)。
中央に大きく映っているのはマッコウクジラの尾鰭(びれ)の裏側! このまま潜っていき見えなくなってしましました…。
そして左側にうっすら影があるのは恐らく子クジラ! はっきりとは見えませんでしたが、一緒についていくように潜っていきました。

写真を確認している間もなく、さらに鯨類出現!

9時35分にド派手なブリーチングジャンプ!

鯨類のブリーチングジャンプ!…後の水しぶき…鯨類のブリーチングジャンプ!…後の水しぶき…

本当に写真撮るのが難しすぎるんです…。
ジャンプを見つけて、写真を撮るころには着水…。まだまだ修行が必要です。
種類ははっきりとは言い切れませんが、恐らくマッコウクジラだったのではないかと思っています。色は黒く、大きめの体、そしてマッコウクジラがよく現れる海域…などなどいろいろ考えた結果です。あとピントを合わせることができなかったのですが、こんな写真も!

上のジャンプ着水から20秒後くらいに見えた鯨類の頭のようなもの上のジャンプ着水から20秒後くらいに見えた鯨類の頭のようなもの

この写真のみで種を判別することはできませんが…なんとなくマッコウクジラの頭部にも見えます。真相は海の中!

9時27分と9時35分に確認した以外は発見できませんでした。

11時 予定通りに父島二見港に入港。下船後はすぐに宿へ移動し昼食を済ませます。
そしてそして…12時 再び海へ向けて出港です!
小笠原内では中型のクルーズ船にて調査を実施!午後のみの調査となるため、まずは父島列島周辺を調査。南下し最南端到達後は一気に北上。父島列島の西側を調査するコースです。

相変わらず東からの風が強く、列島の東側は爆風&高波で調査どころではありませんでした(最南端の地点でもかなり荒れていました)。

最初に出会えたのは出港から13分後! 12時13分にハシナガイルカの群れを発見!

ハシナガイルカ!ハシナガイルカ!

小笠原では定番の鯨類で、一年を通して小笠原海域に定住しています。おそらく、小笠原で最もポピュラーな鯨類だと思います。 60頭ほどの群れでした!

ハシナガイルカの顔!ハシナガイルカの顔!

この細長い吻先(ふんさき:口)が特徴的ですね! えのすいにいるバンドウイルカ、カマイルカとは全く違った顔つきです。
英名ではSpinner Dolphinと呼ばれています。直訳すると「回転するイルカ」。文字通り、よく回転ジャンプを飛ぶからこのような名前がついていますが、残念ながらこの日に出会った群れはお休みモード。ゆったりと泳いでいる個体が多く、アクティブな姿はあまり見られませんでした…残念…。

記録が終わったら、父島列島をどんどん南下していきます。そして別の種類も発見!
13時08分に現れたのはミナミバンドウイルカ!!

御蔵島でおなじみのミナミバンドウイルカです!御蔵島でおなじみのミナミバンドウイルカです!

単独で遊泳しているところを発見しました。個人的にミナミバンドウイルカが単独で遊泳しているところを初めて見たのでびっくりしました。いつも群れているイメージだったので…。現地の方の話では単独でいることもしばしばあるそうです。

ミナミバンドウイルカとは一緒に泳いできました!(水中のようすはまた後ほど)
優雅に遊泳している姿を見ると本当に感動します。小笠原の美しい海にも驚かされます。
御蔵島との違いは水深です。御蔵島では深い所でも10mくらいのイメージですが、この場所は20mくらい! イルカが潜ってしまうとすごく遠く感じます。
この個体は呼吸のタイミング以外は海底に沿うようにしてずっと泳いでいき、ちょっとお休みモードな感じでした。呼吸は 3~ 5分に 1回くらい。
お休みモードとはいえ、イルカの泳ぐ速さについていくことは至難の業です。300mくらいついていこうと頑張りましたが、さすがにギブアップでした。

その後はミナミバンドウイルカを最後に大きな出来事は無く、16時25分に帰港しました。
もちろん陸に上がってからもやることたくさんです! 数百枚の写真を整理し…データをまとめて…。作業が終わったのは19時頃だったでしょうか。次の日に備えて、すぐに寝ます!
~2日目終了~


3日目!
起床は4時30分! まだ暗い時間から原付バイクで山を登り、旭平展望台へ向かいます。
まずはご来光を楽しんで…明るくなったら海況チェックです!
この日も東風が強く、海のコンディションは前日と同様でした…。

7時55分 出港! 父島の西沖へ!
東風の影響を受けにくい島の西側ですが、沖に出ると海はしっかりと荒れていました。目指すは水深1,000mを超える海域です。

目的のポイントへ到着する前に早速現れました!
メインターゲットとなるマッコウクジラです! おがさわら丸からも発見することはできましたが、そのときとはまるで別物に見えます!! とにかく近い!!

マッコウクジラのブローを発見!マッコウクジラのブローを発見!

結果から先に言ってしまうと、この日は13頭のマッコウクジラを確認しました!
まずはマッコウクジラの探し方からお伝えしていきましょう!

マッコウクジラは鯨類の中でもかなり深く潜る種類です。その深さ何と約3,000m!! 潜水時間は平均30~40分ほど。中には 2時間近く潜水した記録もあるとか…!
すなわち! 一度潜ってしまうとしばらく浮上してこない! そもそもどこに浮上してくるのか見当もつかない! という状況になります。
発見できるタイミングは海面で休んで呼吸をしている時。この呼吸の時にクジラたちが上げる水しぶき(ブロー)をひたすら探していきます。
この日は風が強く、ブローが目立つか心配していましたが、クジラのブローの勢いはやっぱり凄いです! 風に負けず、しっかりとしたブローが海上に立ちます!!
ただこの時点ではクジラとの距離はまだまだ離れています。肉眼では姿を見ることは難しく、ブローだけが時折見える程度です。ここから船を少しずつクジラに近づけていきます。
常にドキドキが続きます…。なにせ潜ってしまったらそこまで…。
そしてそして…10分ほどかけてクジラまで50mほどの距離まで接近しました!!

親子のマッコウクジラ!! 手前が子クジラ!親子のマッコウクジラ!! 手前が子クジラ!

本当にすごい。ただただ圧倒されました。
母クジラは体長10m以上! 子クジラは 4m程だと思います!
特にこちらを警戒するということもなく、優雅に泳ぎ続けていました。

ただすてきな時間は長くは続かず、母クジラが潜行していきました。

潜行時のようす潜行時のようす

頭から潜行していき、最後には尾鰭(びれ)が水面に出てきます。ここから長い潜水の開始です。水深1,000mまで潜り、餌となるイカ類を探します。
ちなみに、このときにいた子クジラはどうやらまだ深くまで潜行することができないようで、水面で置いてきぼりとなっていました。しばらく単独で船の横を泳いでいましたが、母クジラの潜行から 5分後くらいに、ゆっくりと潜っていきました。どうやら水面と深海で姿は見えない状態でも、音を使って親子でしっかりとコミュニケーションを取っているようです。

この日に見つけたマッコウクジラ13頭の内、3頭は子クジラでした。小笠原周辺海域では親子のマッコウクジラが頻繁に目撃されるようです。
これは餌生物が豊富であったり、天敵が少なかったりといった理由があります。小笠原は母クジラにとって、子育てをする上でとても良い環境なのでしょう!
ぜひみなさんにも直接足を運んでいただいて、その目で見ていただきたいです!

あっという間に時間が経過し、港に帰ってきたのは16時。 8時間くらい海の上にいたわけですが、本当にあっという間に感じてしまいます。少し悲しい気分…。

この日も宿に帰ってからは写真とデータの整理。この日だけで写真を500枚以上撮っていました。
~3日目終了~


4日目!
朝 5時の海況チェックから始まります! 少しずつ天候は回復傾向ではありますが、まだ東風が強めです。
調査も折り返し!本日も丸一日調査です。出港は8時前!
今回は少し遠征をします。目指すは聟島(むこじま)列島の嫁島です。

嫁島は父島から50kmほど北上した位置にあり、父島列島ではなく、聟島(むこじま)列島になります。周辺には人が住んでいる島は無く、実際に行ってみた感想は、ジュラシックパークのようでした。
そんな嫁島周辺は、やはり鯨類にとっても理想の地となっているようで、よく鯨類が出現するそうです。
もちろん嫁島まで50kmの航海中も鯨類を探していきます。ただこの日も海は荒れ模様…。鯨類を発見するにはなかなか厳しい環境でした。

嫁島周辺まで来ると海が少し穏やかに! まずは島を一周してみます。島自体は小さい方で、ゆっくり航行して一周するのに1時間もかかりません。
南側から時計回りで島を回っていきます。島の西側は穏やかでしたが、東側に来るとやはり荒れています。

そして! いました! ミナミバンドウイルカ!
2日目に 1頭だけ見つけましたが、今回はなかなか大きな群れっぽい!
フィンマスクを装着し、水中に入る準備をします…。

このときにふと思ったのですが、2日目に出会ったミナミバンドウイルカは父島の最南端付近で海が荒れているポイントに到達してからすぐに出会いました。今回は、嫁島の最北端を通り過ぎて、荒れた海域に入ってからすぐに出会いました。もしかするとミナミバンドウイルカは荒れている海の方が好きなのかも?…なんて思いました。

そんなことはさておき、いざ水中へ!!


ミナミバンドウイルカの群れ!

数は全部で35頭! 内今年生まれと思われる子イルカが 2頭いました!


たくさんいました!

中にはかなりアクティブな個体もおり、人の周りをぐるぐる泳いだり、体についているコバンザメを振り払おうと高速で泳いだり…。いろいろな行動を見せてくれました!

特に驚いたのは、海底のサンゴに体を擦りつけている個体です。なぜって、石みたいに固いサンゴに体をゴリゴリ当てていて…大丈夫なのかな? と心配になるほど。全然平気な顔をしてやっていたのでイルカ的には何も気にならないんだと思いますが…。僕は同じサンゴに手を当ててしまったら、しっかり擦り傷ができました(笑)。


サンゴに体を擦りつけるミナミバンドウイルカ

今回出会った群れは一つの大きな群れになることもあれば、目に見える範囲内でばらばらで行動したりと、かなり自由な群れの感じがしました。音でコミュニケーションを取っているからこそ、ある程度距離が離れても…姿が目で見えなくても、大丈夫なのかもしれません。

小笠原ではドルフィンスイムやホエールウォッチングにしっかりとしたルールが定められています。まず群れに対して、何度も人がアプローチをすることはできません。回数が決まっています。名残惜しいですが、いろいろな姿を見ることができたので、早めにさようならです!

その後も嫁島周辺を調査! 同じ群れと思われるミナミハンドウイルカに何度か遭遇します。どうやらこの日は、一定の海域にとどまっていたようです。

残念ながらほかの鯨類には出会うことはできず。16時30分に帰港しました。

この日も 8時間以上海の上。三半規管がおかしくなり、逆に陸地に居るときより目が回ったような状態になることがあります(笑)。
海の上は強くても、陸場に帰ると酔ってしまう感じです…。
~4日目終了~

5日目!
小笠原最終日です! この日の15時30分の船で東京へ帰るので、午前中のみの調査です!
朝の海況チェックは前日までとは違うポイントへ…。2日目午後にハシナガイルカの群れがいた湾を見渡せる洲崎というポイントにやってきました! 陸場からでも探すことができるか、チャレンジです!
結果は…見つけられませんでした。さすがに遠すぎたのかもしれません…。残念…。

出港は8時40分! 2日目と同じルートで捜索していきます!

父島の西側を最南端まで移動。残念ながらミナミバンドウイルカには出会えず…。2日目と同じ個体に出会えればと期待していたのですが、そううまくはいきません。
そのまま北上開始。そしたらすぐに出会えました!


ハシナガイルカのジャンプ!

2日目にであった群れとは大違い!! テンションが高そうです!
いたるところで水しぶきが上がり、豪快なジャンプ! まさにスピナードルフィンでした!

群れの規模も最大級で100頭くらい! どこを見てもハシナガイルカ!
中には今年生まれと思われる子イルカも!


ジャンプする子イルカ!

一番高さのあるジャンプは 4mくらいあったと思います!
2日目とは全然違った姿が見られて大満足です!

どうやら午前中の方がテンション高めのことが多いそうです。2日目は午後に発見していました。午後は暗くなってからの採餌にむけて休息しているのかもしれませんね。

時間も限られているのでどんどん北上していきます!
岸沿いを進みながら、他の鯨類を探していきますが…なかなか出会えず。あっという間に父島列島最北端です。残念ながらここでギブアップ。やはり半日調査は難しいです…。

帰りの船に間に合うように12時30分に帰港。
まだまだ調査したい気持ちでいっぱいですが、15時に小笠原を出発、帰路につきました。

調査はここで終了…とはなりません!
帰りも船です! 海が見える限り調査はできます!
15時20分から調査を開始! 暗くなるまでの短時間勝負です!
以前訪れたときは同じスケジュールで16時ごろに鯨類を発見していました。
さて、今回はどうでしょうか…。

16時01分 いました!! マッコウクジラです!


マッコウクジラのブロー!

以前訪れたときとタイミングが全く同じ!! これには驚きました!
やはり鯨類にとって生息しやすい海域というのは決まっているようです! これは大きな成果となりました!

ここから16時30分までに14頭のマッコウクジラと思われる鯨類を発見しました! 船の進む速度が速く、姿を見れていないものが多かったですが、海域の特性とブローのようすから、マッコウクジラと思われます!

マッコウクジラのブローには他の鯨類と明確な違いがあります。それは「左斜め前」にブローが上がるということ。実はマッコウクジラの鼻(噴気孔)は左右対称ではありません! 少し左に寄っています! 良い写真を撮ることができなかったので、ぜひ調べてみてください!

その後は成果なく、17時を過ぎると暗くなり始め、17時15分で調査は終了しました。
こうなると船の上では何もすることがなく、翌朝から再度挑戦です!
~5日目終了~

6日目! 最終日!
夜のうちから感じてはいましたが…朝起きると海は大荒れ!
船が大きく揺られているのが分かります。船が苦手な人だとしんどいと感じるでしょう。
船は八丈島周辺まで来ています!

8時から調査を開始しますが…水しぶきがたくさん飛んできます。サングラスをかけているのですが、すぐに水滴で前が見えなくなってしまうほど。
海も波が高く、鯨類を探すどころではない…と感じていると8時15分に「悪天候のためデッキを閉鎖します」とアナウンスが…。残念ながら最終日は調査時間が15分となってしまいました。

このまま何事もなく船は15時30分に東京に到着。これにて今回の小笠原調査は終了です!!

総調査時間:32時間37分
総調査距離:650.48 km
発見鯨類種:マッコウクジラ 30 頭
ハシナガイルカ 160 頭
ミナミハンドウイルカ 26 頭
他ウミガメやトビウオ、トビイカなどの生物を確認


欲を言えばもう少し多くの種類に出会いたかったところ…。こればかりは運もあるのでまたリベンジですね!
今回の調査で一番の成果は「鯨類が出現しやすいポイント」を知ることができたこと。えのすいフィールド調査チームの最終目標は「相模湾内の鯨類について知る!」ということです。今回のデータと相模湾内を照らし合わせて、相模湾内でも鯨類が出現しやすいポイントを絞っていけたらと考えています。
*現在は相模湾の海底図と海流について勉強中…

まだまだ駆け出しですが、相模湾でしっかりとした鯨類調査を実施できるように、知識・スキルを身につけていきます!

長々とお読みいただきありがとうございました。
何か聞きたいことがあれば、花上or浦﨑まで!


日本固有種「ユウゼン」

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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