ついに CEMACS を離れる日が来ました。
とても寂しいです。
庭の写真などを撮ってしまいました。なんと枯山水と鳥居です。
岩はマレーシアの島々だそうです。
さて、私たちにとっては、これからの ‘輸送’ の仕事が非常に重要です。
これまで、海外調査で採集したクラゲを “えのすい” に送る際は、共同研究先の力を借りて、梱包し、別途カーゴ便の手配をして送っていましたが、今回は、現地の観賞魚業者に依頼して、より安全な梱包と、輸出の際の煩雑な手続きを代行してもらうという新たな輸送方を試みます。
ペナン島からクアラルンプールの観賞魚店まで、車で7時間ほど。まずはそこまで無事に、クラゲを輸送しなければなりません。
今回はミノクラゲという大物もいるので、慎重にいきます。
輸送は4段階に分けて計画しました。
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。