2024年10月17日

マレーシア クラゲ調査(9)
9日目/渡部

  • 期間:2024年10月9日(水)~10月18日(金)
  • 場所:マレーシア
  • 目的:東南アジアのクラゲ調査
  • 担当:足立・渡部


みなさん、こんにちは。
きょうは北里大の三宅教授が講演されるということで、マレーシア大学へ行きました。

中庭には植物があり、開放感があっていい雰囲気です!
会場は大きな会議室! 今回は現地参加だけでなく、オンライン聴講もあり、マレーシアだけでなく、バングラデシュやインドネシアなど他の国からの参加者もいました。

時間になると、会場にいる参加者全員で自己紹介! 英語での自己紹介は、少し緊張しました。

自己紹介が終わると、三宅教授のお話の始まりです。
三宅教授が専門とする、クラゲの分類や飼育に関するお話でした。

その中で、水族館でのクラゲ展示のお話もありました。海外の方々に、私たちの展示を紹介していただけて、うれしかったです。

講演後は、参加者からたくさんの質問が出ていました。特にクラゲの飼育に関する質問が多く、関心の高さを伺うことができました。

続いて、名刺交換や意見交換の時間でした。
インドネシアで私たちと同じように、毎日クラゲ採集をしている方とお話をしました。
場所は違えどやることは一緒なので、共感できることも多かったです。しっかり名刺交換もおこない、新たなつながりを作ることができました。

講演会終了後は、マレーシア大学でクラゲの研究をされているリズマン先生に、大学構内を案内していただきました。

マングローブの研究をおこなっているラボマングローブの研究をおこなっているラボ

フラスコの中には、さまざまな種類のマングローブの葉が入っていました。

南極リサーチセンター南極リサーチセンター

マレーシア大学では熱帯雨林から南極まで、幅広いフィールドで生態学の研究がおこなわれています。
構内には博物館もあり、熱帯雨林に関する資料が展示されていました。

案内してくださっているマレーシア大学のリズマン先生案内してくださっているマレーシア大学のリズマン先生

マレーシアの生き物たちが描かれたポスターマレーシアの生き物たちが描かれたポスター

熱帯雨林は、生き物の宝庫です。


ワンフロアですが、植物を軸に、哺乳類、鳥類、昆虫類、民俗学の展示があり、見応えがあります。


透明な板に植物標本が入っていました。標本を細部まで観察できます。
なんだかインテリアのようでおしゃれですね。


ラフレシアの模型

熱帯雨林に生息する世界最大の花といわれています。いつか見てみたいです。


構内の見学を終え、近くのインド料理のレストランへ行きました。インドカレーに挑戦です!


バナナの葉をお皿にしています。ご飯の上に、お好みのカレーを選んでかけてもらうスタイルでした。
私は、チキンカレーと、魚のカレーを選びました。スパイシーでとってもおいしい!


ちなみに現地では、フォークやスプーンを使わず、右手で食べるのが主流です。
文化の違いを食で体感することができました。

さて、あすはいよいよ日本へ帰国します。1日飛行機での移動になります。
それでは、またあした。

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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