2025年07月08日

高知県生物収集 (1)
7月 8日(火) / 園山

  • 期間:2025年 7月 7日(月)〜7月 10日(木)
  • 場所:高知県
  • 目的:生物収集
  • 担当:園山・西川


昨夜から神奈川を離れ、遠い四国の高知県に西川トリーターと向かっています。

今回は地元の漁師さんにご協力いただき、イソギンチャクなどの生物を採集することになりました。“えのすい”として高知県に行くことは何度かありましたが、今回は初の採集地です。
高知県は相模湾と同じく黒潮の影響を受けていますが、相模湾より南にあり、生物も南方種を多く見ることができます。

相模湾にも採集予定の生き物は生息していますが、場所が違えばまた違った生物の多様性があります。 今回の目的は、生物の収集もそうですが、さまざまな自然の環境、生物のしぐさ、生態を生で見る経験を活かして、より良い展示水槽を作っていきたいと考えています。

さて、昨夜から向かっていると書きましたが、行きは東京湾からフェリーで徳島に向かいます。
陸路で車を使用して行った方が早いのですが、目的地からえのすいまでの所用時間をナビで見てみると、9時間に。 遠い。。。
今回は採集をするため、体力温存のためもにも行きはフェリーにしました。

フェリー乗船中は生憎の曇り空ですが、海の色が青く見えます。

徳島についてからは陸路で高知に向かいます。

きょうは漁師さんと打ち合わせをし、あすから本格的な採集をします!
ちょっと空き時間がありそうだったので、河口で採集してみました。
ゴンズイ玉、キチヌ、サツキハゼ、サザナミフグなど相模湾でもなじみの魚がちらほらいます。

あしたはどんな生き物に出会えるか楽しみです!

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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