みなさんこんにちは! 八巻です。
7月 7日は「 KM-ROV 」で駒橋第2海山最後の 1潜航
7月 8日は南大東島へ向けての回航日です。
7日の「 KM-ROV 」 #313潜航は、駒橋第2海山での最後の潜航となりました。 平頂部の北西水深 2,000mから尾根へ向かい、尾根沿いに平頂部へ向けて登って来るイメージでの潜航です。
2,000mの海底にしては、着底した直後からにぎやかで驚きました!
早速 Paragorgia 属の一種という八放サンゴの仲間を採集しました。
これらの生き物は他の小さな甲殻類やヒモムシ類、ゴカイ類、ヒドロ虫類などの無脊椎動物のすみかや基質になって、多くの生き物を育みます。
深海の海山はその起伏が作り出す潮の流れが源となり、浅海のサンゴ礁に負けないくらいの生物多様性を支える大切な存在になっているのだと、改めて感じました。
奇しくも、今回の調査のターゲットとしていた深海の海山の生物多様性を実感できる美しい景色を見せてくれた、駒橋第 2海山での調査のしめくくりにふさわしい「 KM-ROV 」 #313 潜航でした。
さて、7月 8日からは、九州・パラオ海嶺の調査から D-ARK 調査への転章となります。
7月 8日 午後、ようやく見えた大東島!
早速南北大東島の間にベイトカメラを投入して、D-ARK 調査のスタートです!
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。
オーシャンショット研究助成事業は日本財団の助成を受けて笹川平和財団海洋政策研究所によって実施されている。