2025年07月18日

東南アジアクラゲ調査 (5)

  • 期間:2025年 7月13日~ 7月24日
  • 場所:シンガポール~タイ
  • 目的:東南アジアクラゲ調査
  • 担当:足立


荷物を積み込んで今回のタイでの調査は、ブラパ大の臨海実験所を拠点におこなうことにしています。
きょうは、ブラパ大のあるバンセンから、臨海実験所のあるチャアムまで、車で移動する日です。

大学のゲストハウスをチェックアウトし、2台の車に荷物を載せて、朝9時ごろに出発しました。
メンバーは、北里大2名、えのすい2名と、クワンさん、スーさん、ヌーンさん、ジャイさんの合計8名です。
途中アンシラという所にある市場に寄りました。 ここで朝ごはんです。
クラゲも入っていました。 傘の部分に突起があるので、ミノクラゲだとおもわれます。
シーフード麺を食べました。


すごい量の海産物です!これが毎日全て売れてしまうというのでびっくりです!

クラゲも売っていて、その場でタレをつけてやいてくれるというので、これは挑戦するしかありません! 傘の串と口腕の串があり、学生さんが傘を買っていたので私は口腕を買いました。
どちらも20バーツ。 100円ぐらいです。

味はピリ辛で、歯応えは、傘 < 口腕 でした。なるほど、歯応えを楽しむ食材としては、口腕の方が高価なのが納得できます。


15時ごろホテルにチェックインし、臨海実験所に向かいました。

繁殖実験の水槽がずらりと並んでいる風景は 10年ほど前に来た時と変わらず、以前お会いしたスタッフの方もいて、「I remember you !」「Me,too!」でした。
崎山館長から臨海実験所に “あわたん” のぬいぐるみを贈呈し、

その後目の前のビーチで海に浸かりながらクラゲ採集(よじよじ)をおこない、


夕食後は出張調査恒例の?ホテルでのソーティング大会となりました。




エイレネクラゲの仲間、コツブクラゲの仲間、エダクラゲの仲間、カラカサクラゲの仲間、オベリアクラゲの仲間、テマリクラゲの仲間 などがいました。

あすは7時から朝市を見に行く予定です。

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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