きょうはミノクラゲを採集にいきます。
まずは クラゲ漁の現場を見学に行きました。
私は初めてではありませんが、何度見てもすごいです。
どうして、ほったて小屋のような設備でやっているのかと思ったら、その場所で獲れなくなったら、設備を解体して次の漁場に持っていくのだそうです。 たくさんとれていたし、たくさん捨てられていたので、とにかく ミノクラゲがいることは確認できました。
ここなら確実に採れるだろうということで、午後、船をチャーターして この場所の沖へ連れて行ってもらいました。
舳先に三宅教授が立ち、「いた!」と言ったら クラゲ網を出して確保し、船縁へ寄せて、大きなビニール袋で引き上げます。
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。