臨海実験所でミノクラゲの実験をする学生さんを残し、他のメンバーはマングローブ域の調査に出かけました。
最初のポイントは海沿いに建つお寺の下。
金色の仏さまに見守られているような気持にもなりながら、網を曳きました(よじよじ)。
1よじで大量にゼリー質の物体が確認できたので、3よじしたところで、これ以上やったら大変なことになると、切り上げたら、他の方々も同様でした(笑)
次のポイントは漁船がたくさん係留されている河口で、ここでは汽水に生息する種類のヒドロ虫が採れました。
おしゃれなカフェで休憩した後、もうひとつ河口近くのポイントで採集し、臨海実験所へ戻り、夕食後にホテルでソーティング作業をおこないました。
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。