2025年07月22日

東南アジアクラゲ調査 (9)

  • 期間:2025年 7月13日~ 7月24日
  • 場所:シンガポール~タイ
  • 目的:東南アジアクラゲ調査
  • 担当:足立


チャアムにあるブラパ大の臨海実験所からバンセンの本学へ戻る日が来てしまい、朝から片付け作業となりました。
北里大グループは、遺伝子用のサンプルを採取したり、私は魚類の繁殖研究用の水槽のシステムを見たり、その中になにかポリプがついていないかをもう一度じっくり確認して回りました。
これまで日帰りで立ち寄ることしかなかった、チャアムの臨海実験所を拠点に4日間も調査をおこなったのは初めてでしたが、とても実りのある滞在でした。

お世話になった臨海実験所のスタッフと一緒にお世話になった臨海実験所のスタッフと一緒に

帰り道。東南アジアならでは? ドリアン満載の車帰り道。東南アジアならでは? ドリアン満載の車


タイランド湾の西側沿岸には塩田が多く、ドライブインにある店でも塩を販売していました。

塩田塩田

塩の販売塩の販売


ブラパ大本学に帰着したのは夕方近くでしたが、大学裏のビーチへ採集に出かけました。
一番の狙いは日本に持ち帰るミノクラゲ!!
きょう採れれば、一晩畜養してあすパッキングして搬出できます。
が、姿は見えるとも、強風で難しく、断念。
あしたの最終日に望みをかけることにしました。

桟橋からクラゲ採集チャレンジ桟橋からクラゲ採集チャレンジ

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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