2025年07月22日

アオウミガメ ストランディング対応

    ◇対応日時
     2025年 7月 22日
    ◇場所
     神奈川県藤沢市江の島 弁天丸船着き場付近

    アオウミガメ 生存確認
    直甲長: 61.4㎝
    直甲幅: 50.8㎝
    体重: 29.0㎏
    雌雄: 不明
    外部・インナータグの有無:なし


    7月 22日の早朝に一般の方からウミガメがストランディングしていると連絡があり、現地に向かい対応しました。
    左後肢を欠損していましたが生存を確認し、関東圏では報告例が極めて少ない症例を呈していたことから、詳細把握のため保護しました。
    いくつかの検査や治療を施し、順調な回復がみられましたので、8月25日に相模湾沖に無事放流いたしました。

    浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

    触ってもいいの?

    どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

    “えのすい”はなにをするの?

    打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
    さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

    生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

    浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

    水族館で救護することはあるの?

    どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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