あけましておめでとうございます!新年 1回目の相模湾鯨類目視調査です!
今回も引き続き「でいとう丸」に乗船させていただきました。メンバーはお馴染み羽田、花上、浦﨑、伊藤、そして調査実習としてTCA東京ECO動物海洋専門学校の先生と学生の方々です。
今回は午前中に少し風が出る予報でしたが、午後には止んで凪になるとのこと。
そしてこの調査で、これまでと大きく変えた点がひとつあります。それは――出航時間。
前回、前々回と続けて鯨類を見つけることができなかった相模湾調査。そのときの海のようすを振り返ってみると、どうにも気になる点がありました。
鳥の群れが少なく、魚の跳ねる姿もほとんど見られない。
「もしかして、餌となる魚がいなかったから、鯨類もいなかったのでは?」
そんな仮説がチーム内で浮かび、今回は思い切って 7時出港から時間をずらすことになりました。
出港は、6時半。
……はい、真っ暗です。

1月の早朝、しかも海の上。
ただでさえ寒い時期に、朝一番の冷え込みが加わり、船の上は完全防寒スタイルの人間だらけ。誰が誰だかわからないくらい、全員もこもこでした。
そんな出港直後は暗すぎて目視調査どころではありません。空が明るくなるまで、しばらくは待機時間。エンジン音を聞きながら、じっと夜明けを待ちます。

少しずつ空が明るくなり、周りがしっかり見え始めたのは 6時 50分ごろ。
ようやく調査開始です。
今回の航路は、直近の目撃情報をなぞるように設定されています。
12月下旬にカズハゴンドウが、さらに 3日前にザトウクジラが目撃された場所。
沿岸にそって、大島を半周して帰ってくるコースです。
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。