2026年02月19日

勝山潜水調査

  • 期間:2026年 2月19日(木)
  • 場所:千葉県安房郡 勝山漁港周辺
  • 目的:生物調査採集
  • 担当:加登岡・藤田


2月13日の城ヶ島の潜水調査に続き、房総半島の勝山にて潜水調査をおこないました。本海域はミドリイシ類の生息域として北限地域となります。今回はその北限地域の生息状況の確認がメインです。
潜水開始してすぐに驚いたのは想像以上に広がっていたエダミドリイシの群体でした。城ヶ島で見たエダミドリイシは数えられるだけの量でかつ手のひらサイズでしたが、そんな小さな群体は見当たらないような状況でした。

広がるエダミドリイシ広がるエダミドリイシ

そして、城ヶ島では見られなかったアワサンゴの仲間を見ることができました。伊豆半島でも潜水調査をしたことがありますが、私が潜ったことがある地点では見られなかったため、とても新鮮でした。

ニホンアワサンゴニホンアワサンゴ

魚はネンブツダイやクロイシモチなど城ヶ島や江の島でも見られるような種でしたが、ダイバーが接近すると、サンゴの枝の間に身を隠し、うまくその環境を活用して身を守っています。そのため、写真を撮る側としては難易度が高くなってしまいました。一緒に潜った藤田トリーターが大好きなウツボもサンゴをうまく活用していました。そんな藤田トリーターはもちろんウツボを見つけるたびに撮影タイムです。

ウツボを撮影する藤田トリーターウツボを撮影する藤田トリーター

2本目の潜水調査は少し場所を移動して調査しましたが、所変わればようすも様変わりで、浅瀬ではサンゴイソギンチャク畑が広がっていました。

サンゴイソギンチャクとクマノミサンゴイソギンチャクとクマノミ

さらに水深を下げて行くと八放サンゴの仲間が増えてきて、人よりも大きなウミウチワやトゲトサカの仲間が静かにたたずんでいました。
伊豆半島、三浦半島、房総半島とそれぞれ黒潮の影響を受ける海域ですが、サンゴの成長具合や種類などはさまざまです。また、ちょっと場所が離れただけでサンゴがまったく見られないなんてことも。引き続き生物調査ではサンゴの動向も追っていきたいと思います。

人より大きいウミウチワ人より大きいウミウチワ


※今回の潜水調査は、事前に関係各所に許可をいただいたうえで実施しています。

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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