二日目です!
本日の日誌は、霜鳥が担当させていただきます。
きのうまでの大雨とは打って変わって、朝から快晴です!
きょうはばっちり、船の写真を撮りましたよ。 これから5日間お世話になる勢水丸です!
勢水丸
乗船前に港の水面をのぞき込んでみたら、3~4cmくらいのボラの幼魚がたーくさんいました!
これだけいっぱいいたら、水槽に入れた際に展示映えしそうだなぁ と夢が膨らみますが、採集したい気持ちを抑えて船に乗り込みます。
今回の一番の目的は、乗船してこそ得られる、深海性の生き物たちですからね…!
無数にいたボラの幼魚
私はえのすいに来て2年目、今まで単発で漁師さんの船に乗せていただいたことはありますが、数日間にわたっての調査航海は初めてです。
船上でのサンプリングや飼育、生活面など、普段の日常とはちょっと違う仕事を不安に思う気持ちもあり、出発前夜はほとんど寝ることができませんでした…。
ですが、どんな生き物に出会えるのか、わくわくする気持ちのほうが大きいです!
昨夜は反動もあってか、ぐっすり眠ることができたので、準備はばっちりです。
ただ、きのうの西川トリーターの日誌にもあったように、きょうはもともと波が高い予報で伊勢湾から出ることができず、深海性の生き物は あすまでおあずけの予定でした。
そこへ追い打ちをかけるように、間もなく出港というタイミングで、津波注意報の速報が…!
フィリピンで発生した地震の影響で、日本でも一部の沿岸域に津波注意報が発表されました。
船内にはテレビもあり、ニュース番組から情報を得ることができます。
船内のテレビ
船は予定通りの時刻に出港できましたが、注意報が出ているため、観測などをおこなうことができません。
みんなそれぞれの仕事をしたり、デッキに出て生き物を探したりと、思い思いの時間をすごしています。
夜は沖に停泊し、流れてきたミズクラゲやアカクラゲを採集します。
クラゲ採集のようす1
クラゲ採集のようす2
プランクトンネットをひいている学生さんたちもいました。
北里大学の学生さんたち
とれた生き物を同定したり、研究用のサンプルをとったりと、それぞれで活用されていますね。
専門分野に違いはあれど、生き物好きの方がたくさんいて、盛り上がれる船内はとても心地よく、初日の夜が賑やかに更けていきます。
あしたもよい成果が得られますように。
今回一緒に乗船している北里大学の学生さんたちも日誌を書いていますので、学生さん目線の日誌もぜひご覧ください。
[北里大学海洋生命科学部 乗船実習日誌]
それではきょうはこのへんで。
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。
三重大学大学院生物資源学研究科 附属練習船「勢水丸」(三重大学)での北里大学海洋生命科学部の研究航海
北里大学海洋生命科学部 乗船実習日誌