4日目です。きょうの日誌は霜鳥が担当します。
きょうは湾外へ出て、水深 1,600m前後のポイントへ移動し、ORIネットによる生物採集をおこないました。
中深層を漂うクラゲや深海魚を狙って、直径2mほどの大きなプランクトンネットを水深 600~800m付近で1時間ほど水平に引きました。
ORIネットさて、どんな生き物がとれたでしょうか?
みんなでソーティングしていきます。
ソーティングのようす水族館へ持ち帰れそうな生き物をピックアップして、初日にセッティングした水槽へ入れていきました。
水槽へ搬入ここから先は、いかに生き物を状態良く保てるかの勝負となります。
生き物のようすをこまめにチェックして、その都度必要な対応をしていきます。
なるべく多くの生き物を持ち帰り、展示してみなさまにお見せできるように頑張ります…!
見られた生き物をいくつかご紹介しますね。
まずはこちら、過去に勢水丸に乗船したトリーターからも「たくさんとれるよ~」と話してもらっていた、オオタルマワシ。
甲殻類の一種ですが、ヒカリボヤやサルパなどのプランクトンをすみかにしていて、その名の通り、樽を乗り回すようにしてくらしています。
オオタルマワシソーティング中のメンバーから次々に「ここにもいるよ」とピックアップしていただいたので、たくさん集めることができました。
クラゲの仲間では、ニジクラゲやフカミクラゲ、クロカムリクラゲなどがみられました。
フカミクラゲ狙っていたチョウチンアンコウの仲間はとれませんでしたが、シギウナギなど、いかにもな形の深海魚もいくつかとれています。
シギウナギあしたは再びドレッジ、トロールによる底生生物の採集をおこなう予定ですが、きのう実施した場所よりも深い水深の場所に行くので、また違った生き物がみられると思います。
あすも楽しみです。
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。
三重大学大学院生物資源学研究科 附属練習船「勢水丸」(三重大学)での北里大学海洋生命科学部の研究航海
北里大学海洋生命科学部 乗船実習日誌