2026年06月10日

勢水丸 三重県沖生物採集調査航海(4)

  • 期間:2026年6月7日(日)〜 6月12日(金)
  • 場所:三重県沖
  • 目的:ドレッジ、プランクトンネットによる生物調査
  • 担当:西川、霜鳥


4日目です。きょうの日誌は霜鳥が担当します。
きょうは湾外へ出て、水深 1,600m前後のポイントへ移動し、ORIネットによる生物採集をおこないました。
中深層を漂うクラゲや深海魚を狙って、直径2mほどの大きなプランクトンネットを水深 600~800m付近で1時間ほど水平に引きました。

ORIネットORIネット

さて、どんな生き物がとれたでしょうか?
みんなでソーティングしていきます。

ソーティングのようすソーティングのようす

水族館へ持ち帰れそうな生き物をピックアップして、初日にセッティングした水槽へ入れていきました。

水槽へ搬入水槽へ搬入

ここから先は、いかに生き物を状態良く保てるかの勝負となります。
生き物のようすをこまめにチェックして、その都度必要な対応をしていきます。
なるべく多くの生き物を持ち帰り、展示してみなさまにお見せできるように頑張ります…!

見られた生き物をいくつかご紹介しますね。

まずはこちら、過去に勢水丸に乗船したトリーターからも「たくさんとれるよ~」と話してもらっていた、オオタルマワシ。
甲殻類の一種ですが、ヒカリボヤやサルパなどのプランクトンをすみかにしていて、その名の通り、樽を乗り回すようにしてくらしています。

オオタルマワシオオタルマワシ

ソーティング中のメンバーから次々に「ここにもいるよ」とピックアップしていただいたので、たくさん集めることができました。

クラゲの仲間では、ニジクラゲやフカミクラゲ、クロカムリクラゲなどがみられました。

フカミクラゲフカミクラゲ

狙っていたチョウチンアンコウの仲間はとれませんでしたが、シギウナギなど、いかにもな形の深海魚もいくつかとれています。

シギウナギシギウナギ

あしたは再びドレッジ、トロールによる底生生物の採集をおこなう予定ですが、きのう実施した場所よりも深い水深の場所に行くので、また違った生き物がみられると思います。

あすも楽しみです。


三重大学大学院生物資源学研究科 附属練習船「勢水丸」(三重大学)での北里大学海洋生命科学部の研究航海
北里大学海洋生命科学部 乗船実習日誌

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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