少し前に山本トリーター、渡部トリーターと一緒に、5月に参加した NCB室蘭大会について日誌 を書かせていただきました。
その際に現地でクラゲ採集もおこなったのですが、特に印象的だったのは無数にいたシロクラゲ … !
この時に採集したシロクラゲは、少し前までクラゲファンタジーホールで展示していたのですが、それらを親としてプラヌラを採取し、ポリプをとることにも成功していました。
こちらが現在のシロクラゲのポリプ。
1Lほどの容量のガラス瓶に、枝を這わせるようにして、びっしりついています。
下の方は密度が濃すぎてなんだかよく分からない状態になっていますね … (笑)
最近ポリプを調子良くキープできていて、ここからたくさんの稚クラゲが遊離してきています。
稚クラゲからの育成は比較的やりやすく、餌を食べてぐんぐん成長していきます。
おかげで、展示水槽いっぱいにデビューさせることができました。
ただひとつ困ったのは、ポリプがどんどん稚クラゲを出してしまうので、さすがに全てを育てることが難しく … 。
どうしようかなぁと思っていたところ、そういえば最近私が育成に挑戦しているとあるクラゲは、他のクラゲを食べる習性がありました!
試しにシロクラゲの稚クラゲをあげてみたところ、きれいに平らげてくれました。
シロクラゲはちょっとかわいそうですが、これも自然の摂理。
育成中のそのクラゲについても、またどこかでご紹介したいと思います。
ということで、今が育ち盛りのシロクラゲ、ぜひ見に来てくださいね!
展示中の個体はすべてポリプから育成したものですよ。
関連日誌
[ 2025年07月29日 第19回 NCB室蘭大会 ]