今週のおすすめは 3月のテーマ水槽「三陸の春、東北の生きものたち」です。
今月のテーマ水槽は、昨年 3月の震災で被害を受けた岩手県大船渡キャンパスから移転して、相模原キャンパスで海洋生物について学んでいる北里大学生命科学部の学生さんが担当しています。

東北太平洋沿岸域の変わった生き物の姿形だけではなく、生き物の地方名にも注目してくださいね。
わたしのお気に入りは「ラグビー」。
ラガーシャツのような模様から三陸ではリュウグウハゼのことを「ラグビー」と呼ぶそうです。
ラグビーが盛んな地域性が出ていて面白いですよね。

十数年前、自転車にキャンプ道具を積み込んで日本一周の旅に出ました。
アップダウンの激しい三陸リアスは自転車乗りにはかなりの難関。
長い坂道を登りきった時に広がっていた海や山、町の景色や出会った人たち。
今回の展示を見ていると風が吹き抜けるように「フワッ」とあの時の記憶が蘇って来るように感じました。

きっと三陸の自然を想う気持ちがこもった展示だからでしょうね。
みなさんも東北の春の風を感じに来ませんか？