2018年10月26日
トリーター:加登岡

行ったり、来たり

だんだんと日が短くなってきましたね。気温も下がってきたので、みなさん風邪には気を付けてください。私はばっちり風邪をひきました。咳が止まらなくなっています。みなさんは気を付けてくださいね。

しかし、そんな風邪など関係無しに、水の中に入っています。今回も「セブン」のトレーニングの報告です。
以前、「セブン」のトレーニングでコーリングを覚える練習をしていると日誌で書きました。コーリングとは何ぞやと思った方、ぜひ前のトリーター日誌(2018/08/22 チリ、チリン)を確認してみてください。

このコーリングのトレーニングを今は発展させています。以前はプール周りのいたるところでコーリングを鳴らして、行ったり、来たりしていたのですが、今は水面と水底を行ったり、来たりしています。
どんな風にやっているのかというと、タンクを背負ったダイバーが水底で待機して、コーリングを鳴らしているのです。水底からの画像を見てみましょう。


陸上のトリーターの前にいるので、「セブン」の顔は水中にありません。普段、トリーターの前にいるイルカたちは顔だけ水面から出して、水中ではこのような姿勢でいます。

次に、陸上から「あっちに行ってね」と合図は出し、水底のダイバーがコーリングを鳴らします。そうすると「音のなった所に行く」ことを覚えている「セブン」はダイバーのところに来てくれるのです。





ちゃんと音を鳴らすと、「セブン」も少しビクンとなり、音に対して反応を示してくれます。そして、ダイバーの元へ来てくれるのです。

来たら、次に戻るということもします。ダイバーが「あっちに行ってね」と合図を出して、陸上のトリーターが水面でコーリングを鳴らします。これで元の場所に戻るのです。



こんな風に今、練習中です。陸上からだとわからない水中の世界を少し見てもらいました。
もともとビビリで、人が水中に入るとものすごく驚いたり、怒ったりしていたのですが、こんなトレーニングもできるようになりました。以前に日誌(2018/04/22 水中遊び2018/05/18 続・水中遊び)でも紹介しましたが、人が水中にいることに馴らすトレーニングを続けてきた結果、今回のトレーニングができるようになったのではないかと思います。意外とトレーニングっていろいろな所でつながっているのですよ。
ぜひ、セブンのトレーニングを見に来てください。

イルカショースタジアム

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