現在、水道橋にある Space Travelium TeNQ にて企画展 「海中の宇宙遊泳」 produced by 新江ノ島水族館を開催中です。
館内には宇宙に関する展示や体験がちりばめられていて、都会のど真ん中から宇宙へ遊びに行けます。今回の企画展では放散虫や有孔虫にスポットを当てて展示を展開しています。これらについては城戸トリーターの日誌で紹介しておりますので、そちらをご覧ください。まさに一滴の水の中の宇宙です。
放散虫、有孔虫の他に、クラゲ 4種とマダコの生体展示もおこなっています。
昔から大きな頭に複数の腕のようなものを持つタコやクラゲのようなフォルムは「宇宙人」のイメージがあるのではないでしょうか。タコに関しては地球外からやってきたのではないかとする仮説が10年ほど前に話題になりました。
というのも、当時、タコの全ゲノム情報(生き物をかたち作るための全ての遺伝情報。生き物の設計図みたいなもの。)が報告され、プレスリリースの中で著者の方が「ある動物学者はタコをエイリアンと呼んでいました。そういった意味で私たちの研究はエイリアンのゲノムが初めて解読された研究といえるかもしれません。」というコメントがあったのです。
それが巡り巡って「タコは宇宙人だと証明された!」なんて話もささやかれたり。でも、これが「やっぱり!」と思えてしまうほど、タコを観察しているとどちらが観察しているのか不思議に感じるほど繊細な動物だと思わずにいられません。企画展の最後にみなさまをお待ちしていますので、そっとのぞいてみてください。
ちなみにとてもお洒落な施設ながら、ブロックや工作コーナーもあります。すぐ近くに見守れる椅子もありますので、お子さま連れの方も臆せずぜひお越しください!