2026年04月28日
トリーター:霜鳥

着底するアイブリ

みなさんこんにちは、霜鳥です。
もうあっという間に 1か月がたちそうですが、4月から相模湾ゾーンや太平洋などの展示を担当しています。
昨年度まで担当していた、ふわふわ漂うクラゲや、ゆっくりした動きが多い深海生物を見てきた後だと、今担当している魚たちはとても活発で表情が豊かな気がします。

その中でも最近お気に入りの魚は、相模湾ゾーンの沿岸水槽に展示している、アイブリです。

正直なところ、今までは「名前を聞いたことがあるような、ないような」といったくらいの認識の魚でしたが、担当してすぐにホームページの「新しい生き物たち」の文章を考えることになったので、少々思い入れがあります。
水槽の前を通るたびに「きょうも元気にしているかな」とのぞき込んでしまいます。

バックヤードの水槽にいるときはずっと泳いでいる印象がありましたが、展示に出してしばらくたったある日の夕方、2匹並んで水槽の底でじっとしているのを見つけました。

同じ水槽には同じくアジ科のなかまであるイケカツオもいますが、そちらは悠々と泳ぎっぱなし。

また別の日の朝見に行くと、今度は壁側を見て並んでいました。

何なんでしょう、この 2匹の絶妙な雰囲気は。(笑)

はじめは、夜の間に着底して休む習性があるのかな? と思いましたが、気になってちょこちょこ水槽を見に行くと、日中でもときどき休んでいるようすが見られます。
どうやらあまり時間帯は関係なさそう?

そうすると、今度は 2匹の関係性が気になってきました。
ある時にはお互い90度の方向を向いていたり。

またある時にはそっぽを向いていたり。

互い違いになっていたり。

ぴったりくっついているところはまだ見たことがないのですが、もしかしたらほどよい距離感にいるのが安心するのかもしれませんね。
見つけるたびに写真を撮っていたら、スマホのフォルダがアイブリだらけになりました。

すいすい泳いでいる時は目で追うのが大変ですが、着底中は細かく観察するチャンスです。
ちなみにアイブリも、目だけをきょろきょろ動かしてこちらを見てきますよ。

みなさんも、ぜひじっくり観察してみてくださいね。

相模湾ゾーン

RSS