先月に引き続き、ウミエラ調査にやってきました、江奈湾です。
今回のバディは園山トリーター! 江奈湾のウミエラ調査では昼も夜も一緒に潜ったことがあるので心強いです!
シルバーウィークの最終日、夕方の空気はひんやりとしていてすっかり季節は秋です。5月に初めて夜間潜水を実施してから約 4か月、だんだんと日の入り時刻も早まってきています。
穏やかな海況それでは早速潜っていきます!
台風の後というのもありますが、水中はやはりかなりの濁り具合です。
水中ライトで砂泥底を照らしながら、コンパスを見つつ沖の方に向かって泳いでいきます。すると・・・
視界にドーーーン!
トゲウミエラの仲間さっそくいました! トゲウミエラの仲間です! 濁りが強くてあまり写真を撮れなかったのですが、やはり大きく膨らんだトゲウミエラはすごい迫力です。トゲウミエラの他にもヤナギウミエラの仲間や、ウミサボテンもきれいにポリプを開いて膨らんでいました。
潜りながらふと違和感を覚えたのですが、ウミエラたちがたくさんいる場所の底質がなんとなく以前とは違うような気がします。ほんのり黄色味を帯びた細かい土っぽい泥、といった具合の(言葉にするのが難しい…)感じの泥底になっていました。畑が近い環境なので最近の雨の影響を受けて、底質も変化しているのかもしれません。
そしてウミエラ以外にも、いろいろな生物に出会いました!
クロサギ
フウライチョウチョウウオの幼魚
口半開きのコケギンポ
アオヤガラ
スジハゼ?いつもはカメラを向けるだけですばやく逃げてしまうハゼたちですが、今回はこの濁りのおかげかかなり近づくことができました。クロサギやフウライチョウチョウウオもお休みモードでじっとしている個体が多かったです。反対に、なぜかクサフグはライトに向かってアタックしてきて驚きました。寝ていたところを照らされてびっくりしたからなのか、それともライトに集まる生物を食べようと狙っていたのか、詳しい理由はわかりません。
暗闇の中で力強く生きるウミエラたち、じっと息をひそめて眠る魚たち、夜の海には日中では見られない興味深い光景が数多く存在します。
そして、それらを取り巻く環境も、天候や季節などさまざまな条件によって日々変化していきます。フィールド調査を通じて、私たちトリーターが自分の眼で見て、肌で感じた、相模湾の最新情報を、これからもお伝えしていきたいと思います。
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。