深海コーナーの今月のおすすめが変わりました！
「今月のおすすめってなに？」
と思った方、多いかもしれませんがきょうから覚えてください、深海コーナーには毎月変わる「今月のおすすめ」という重要な掲示板が有るのです！
深海コーナーに入る時には、必ずチェックをいれてくださいね！
深海コーナーの真ん中にある岩（熱水噴出孔）の向かって右側にあります。ここには深海担当者の解説版には書ききれない熱い思いが込められているのです。

深海コーナーはご覧の通りかなり地味ですよね。
しかも隣は大水槽。イワシが渦巻き、シノノメが巨体をくねらせ、ホシエイが魅惑の笑顔を振り撒いく相模湾大水槽に比べると、暗くて動かない深海コーナーには躍動感に乏しいですね・・・ 。
お客さまの
「全然動かないね～」
という言葉に
「それがこいつらの生きざまなのさ！・・・時間の流れ方が緩やかなのさ深海は」
と強気に心の中でつぶやくものの、やはり
「どうにかしてこの魅力を伝えねば・・・」
と思うのです。
巨大な大王具足虫でも 1日に 1mmも移動しないこともありますしね。
でもですね、深海コーナーは生き物は動かなくても、噛めば噛むほど味が出るスルメのような場所なのです。ただスルメだけだとみなさんも淋しいですよね？
そこに辛子マヨネーズなのです。
その辛子マヨネーズ的なものが、深海コーナーでは「今月のおすすめ」なのですよ。
これを読めば、同じ深海生物でも 2倍楽しめるとおもいます。

深海の担当者は 3人です。
「崖の上のホヤ」でお馴染みリーダーの北田さん、大水槽のショー「うおゴコロ」のお姉さんでおなじみの北嶋さん、そして私。
「今月のおすすめ」はこの 3人で順番書いているんです。
きのうまでは私が作ったものが貼ってありました。
私のおすすめではJAMSTECの航海で調査採取された生物の紹介をしていました。
船の上で素早くエビの分類をするときに役立った知識を書いた、かなりマニアックな内容でした。
「エビは足のハサミの数が○個で、前から○本目と○本目足にあると○○科に分類されます」
といった感じです。
でも、ちょいと文字が多すぎでしたかね・・・ 。
短く詳しくインパクトのあるものを！と思うのですが・・・、修行あるのみです。
3日からは北田リーダーが作ったものが貼ってあります。
主人公はオオグチボヤと私がここで何度か書いているシロウリガイです。
どちらも小さいく、1匹ずつしかいませんが、とっても価値ある1匹なのです！
その北田さんの思いが詰まっていますので、深海コーナーにいらした時にはぜひご覧になってから生物を見てみてくださいね！

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