2026年03月29日
トリーター:園山

水族館研究会に参加してきました!(2026年)

2025年 3月 7日 に同様のタイトルでトリーター日誌をあげさせていただきました。
2026年も同様に研究会が開催され、先日渡部トリーター も研究会に参加した内容をあげていましたね。
今回も私は発表者としても参加していましたが、実は実行委員としても会場にいました。
ふと考えてみると、実行委員として、個人的に 10年近くこの研究会に関わっていることになります。 そう思うと結構長いですね。
それもあって、実に多くの分野の研究発表を目にしてきました。 魚類、鯨類、海藻、鳥類などの対象の生き物もそうですが、魚類相、魚病、繁殖から、営業、来場者の学習分野についての発表もあり、興味深いものが多くあります。
今回私はサンゴの野生下と飼育下との成長に焦点をあてて調べた内容を報告しました。
当たり前ですが、自分の中だけにとどめておくより、このような場でみなさんの意見をいただくことで、より発展することに繋がります。
ただ、この研究会で発表された内容は、その成果が展示としてみなさまの目に触れている場合もありますが、研究成果としてみなさまの目に触れる所に公開されているものはほとんどありません。

研究内容が一般公開される場合、どのような形として世に出るかといえば、一般的なものは論文です。
「論文」をインターネットで調べてみると「論文とは、特定の研究テーマについて調査・実験・考察を行い、その成果を論理的な根拠に基づいて記述した学術的な報告書」と出てきます。
論文にも、掲載前に同じ分野の専門家(査読者)に、その内容の妥当性、新規性を評価、検証してもらう「査読」というシステムもあります。
私もそうですが、どうしても自身の成果を客観的に見ることができず、主観的に、都合よくとらえてしまいがちですので、いつも客観的に見れるように意識しています。

もちろん、この水族館研究会で発表され、それが論文として世に出たものもあります。
論文のタイトルは Blue angels have devil hands: predatory behavior using cerata in Glaucus atlanticus (直訳:青い天使は悪魔の手を持つ: Glaucus atlanticus の突起を用いた捕食行動)。 そう、これは、われらが 山本トリーター が執筆した論文です。


この論文として世に出すことの必要性は、今回の水族館研究会の基調講演者でもある福山大学の泉先生も力説されていました。

全ての研究発表が論文化できればそれは理想ですが、時間的制約や内容によっては難しいものも正直あります。 ただし、はじめからできないという思考では、できるものもできません。 少しずつでも進めていけば、必ず終わりは来ます。 ・・・と自分に言い聞かせ、自身の研究成果も論文にできるよう日々執筆しております。

最後に、泉先生(中央)と実行委員のみなさんの集合写真を。
これからも、全国の水族館の方の研究の発展に寄与できるような研究会を目指して頑張ってまいります!

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