5月 1日の加藤トリーター、5月 6日の小形トリーターに続きフンボルトペンギン「フク」と「マーチ」が育てている、「チョキ」と「ブラウン」のヒナのその後です。
どうして代理親が子育てしているかは加藤トリーターの日誌を読んでくださいね。
さて近々の体重測定が 5月10日の測定で1,370g、その前が 5月 7日の1,052gですから 3日で 318gの増加。順調なようすです。
“えのすい”では最年長 35歳の「ルビー」の姉妹にあたる1988年11月24日生まれのフンボルトペンギンから、孵化して少しでも育ったヒナの体重を記録しています。育ったペンギンも育たなかったペンギンも含めて 51羽いるのですが、このグラフを見てみると今回のヒナが順調に育っているのがわかると思います。グラフの中の星印が 5月10日の体重測定の時のヒナの位置です。
上限に関しては大きく育っているほど安心なのですが、下限は現在元気な「セサミ」になります。それ以下はうまく育たなかったヒナたちなので、下限に近いと私たちの心配は尽きませんが、今回はどちらかというと体重が重い方なので、その点は多少安心しています。
しかし、一つ年上の「ユイ」は孵化後 29日で巣の外に立っていたので、そろそろ注意が必要な時期でもあります。
「ユイ」もそうですが外へ出るちょっと前くらいから外への関心が高まっているようすが観察されています。
こちらの写真は5月10日の閉館後のようすです。外へ首を出していて、「フク」と「マーチ」が心配そうに嘴(くちばし)を添えています。
「ユイ」のときより周りに他個体が右往左往できる環境なので、多少警戒心は強めな感じですが、就寝時間(電気を消す17時頃)になるとすぐにこの状態でしたので、他個体が寝始めると動き始めるかもしれませんね。
今回は新兵器の 24時間ビデオカメラが舎内に設置されていますので、いち早く巣からの一歩を確認できるのではないかと思っています。
最近は“かわいい”から“ちょっと生意気”なかんじになってきました。日に日に成長しています。この先もヒナの成長見守ってくださいね。